バーガーキング ”Impossible Whopper”の訴訟から学ぶこと

バーガーキング ”Impossible Whopper”の訴訟から学ぶこと

ヴィーガンの疑い

やっぱり起きたか

バーガーキングへの訴訟事件、バーガーキングに限らずヴィーガンの人なら一度は疑いを抱いたことがあるであろう事だったと思います。

先週、ヴィーガン・グループやベジタリアンの顧客から同社が提供しているImpossible Whopper(Impossible Foodsによって生産されているプラントベースのパテを使っているバーガー)が、

リアル肉のパテと同じグリルで調理されていて、ヴィーガンやベジタリアンを騙していた疑いがあるという事で法的手続きを取られていました。

しかし、裁判所はバーガーキング側の広告によるミスリードは行われていなかったとしこの件を却下しています。

ヘルシー思考の高い顧客のためだった

同社は、このImpossible Whopper(プラントベース・バーガー)は、特にヴィーガンやベジタリアンをターゲットにした商品ではなく、

ミートイーターのためのヘルシーサイド的な選択肢だったとしています。

、、、。

ちなみに、マクドナルドも今年の始めにBeyond Meat社のプラントベース・パテの調査をしていましたので、プラントベース・バーガーを検討していると思われます。

Update:マクドナルドは、早ければ来年2021年にもプラントベース・ミートを使用した「MacPlant Burger(マックプラントバーガー)」の販売開始をアナウンスしました。

どこでも起きている可能性がある

昨今多くのレストランがヴィーガン・メニューを導入し始めています。

ヴィーガン・レストランでない限り、大抵の場合はグリル、フライヤー、フライパン、まな板、包丁、手、タオルなどを使って「肉」を触り調理をしています。

ヴィーガンからすれば、肉が触れたそれら・・・を使って自分たちのオーダーを調理して欲しく無いと思うのは当然。

手に関しては洗うか、手袋を付けるしかありませんが、正直別のグリル、フライヤー(油)、まな板を使って欲しいはずです。

最低限「出来る事」

筆者は、飲食店経営をしていたことがありますので、ヴィーガン用のために別の調理方法や器具を使う事がどれだけ面倒臭いことか分かります。(この”面倒臭い”がポイント)

管理者がいない場合、これを徹底させることがいかに難しいことか。(アメリカあるある)

ですので、もし筆者がヴィーガンだったら必ず確認すると思う事があります。(それがアメリカなら尚更)

「私のオーダーは肉・魚とは別に調理してください」
「私のオーダーは別の油を使って調理してください」
「包丁、まな板、タオルを全部変えてください」

日本でいう「言わなくてもわかるでしょ?」はありません。

自分の身は自分で守らなければいけませんね。