ヴィーガンが日本のペット業界に与える影響を考える

ヴィーガンが日本のペット業界に与える影響を考える

ヴィーガンと日本のペット業界

ヴィーガンにとても興味を持っている

私も、「人間とペットが幸せに共生できる社会」にするためのテックプロジェクトをサンフランシスコで進めていた身として、

今のヴィーガンの勢いにとても興味を持っています。

ペットの場合、飼い主が自分のペットを放棄する最大の理由が経済的な問題、”お金”です。

ですので、世の中には日々たくさんのペット思いのプロジェクトが生まれてはいるものの、

少額であっても、経済的にさらに負担をかけてしまうサービスになり、なかなかうまくいきません。(PetChatz面白いですね)

動物レスキューや愛護団体の方々もしかり、ペットたちを救いたいという思いが強い反面、運営を続けていく事がいかに難しい事か。

確かに、アメリカや海外の方が、寄付文化が浸透していますので、日本で始めるよりはいくらか状況は良いと思いますが、だからと言って簡単な訳ではありません。

世界中で活動をされている保護団体を、是非多くの人たちにサポートして頂きたいものです。

ヴィーガニズムの影響

あらゆる形態の動物搾取や残虐行為を、食べ物、衣服、その他の目的から排除しようとする生き方をしているヴィーガンからすれば、パピーミルなんて絶対にありえません。

MEMO
パピーミルとは、利益最優先で子犬を大量に繁殖させている悪質な業者。

今のヴィーガンやプラントベースと一緒に、この「クルエルティフリー」という動きが世界で起きている事を、一人でも多くの日本人の方にまずは知ってもらい、意識される事で、

日本のパピーミルやオークションの排除、流通の改善への道が開けると夢想します。

ヴィーガン犬については?

正直筆者はまだ、ヴィーガン・ドッグについてはそれほど明確な自分の気持ちが分かりません。

人間が行うヴィーガンに関しての理解はありますし、今後自分もヴィーガンになる可能性は十分にあると感じます。

もし、人間のヴィーガンと同じように犬も、これから広まっていくであろう「培養肉」さえも食べる事ができないと言われると…

  • インドの犬はヴィーガンだが、健康的に問題がない。
  • ある獣医師によると、ヴィーガン犬は長生きする。
  • 猫はダメだけど犬は大丈夫。 (what?)

などの事もよく聞くのですが…

首輪、リーシュ、服、シャンプーなどの動物性排除はわかりますが、「培養肉」に関する事はもう少し市場に出回るのに時間が掛かるのでお預けとします。

犬のためのCBD(カナビス)は?、、、正直今人気です。

スタバのパプチーノ(Puppuccino=犬用のカプチーノ)は?、、、。

ヴィーガン・ビジネスに期待

実は私は、日本のペット業界をさらに良いものにしていくためには、大きな力、資本、ブランドを持ち合わせている大企業との協力だと考えています。

日本の動物愛護に携われている方々にとっては、大企業(=ビジネス)というところに大いに不満はあると思います。(ここに壁があります。決して否定しているのではなく本当に理解できます。話し出すと止まらないですw)

ですが、間違いなく今後「人間と動物が幸せに共生していく社会」を築き、それを継続していくためには彼らとの協力が必要です。

海外で運営されているいくつかの動物保護団体は、日本の団体の運営資金とはケタが違います。

彼らは大企業並みの戦略で社会に影響を与えていきます。

そして彼らは、ビジネスやメディアとの協力関係を持てたことでここまでの変化と力を得ました。(昔はもっと敵対していたんです)

単純に海外の国々と日本を正確に比較する事は難しいのですが、参考にできる事はたくさんあります。

(ちなみに、これまでの日本の動物愛護活動による成果は、海外からもっと賞賛されるべきだと思います)

だからこそ「ヴィーガン」、「クルエルティフリー」を推していく今のマーケットに、私は期待しています。

販売される商品・サービスには「クルエルティフリー」が絶対条件と消費者が望むようになれば、パピーミルやオークション、ペットの流通にも同じ事が言えます。

大事なのは、

私たち一人一人が「賢い消費者」、そして「賢い飼い主」に成ることです。