ヴィーガンチーズとヴィーガンワイン
ヴィーガンレストランからヴィーガン・フード会社へ
ここ10年の間着実に需要が伸びているヴィーガン・チーズですが、あなたはミヨコ・シナーさんのブランド、Miyoko’s Creameryを知っていますか?
Miyoko’s Creameryは、ミヨコ・シナーさんのブランドで、ヴィーガンバターやヴィーガンチーズ、ヴィーガン・モッツァレラなどをアメリカ全土に向けて製造販売しています。
彼女自身も30年以上のヴィーガンで、以前はサンフランシスコでヴィーガン・レストランを経営していたのち、現在はフード会社として全米1000以上の店舗で取り扱われる程になっています。
始めはベジタリアンだった彼女は、健康の理由でヴィーガンになり、現在では動物を守ることをミッションに掲げています。
本人曰くCheese-a-holic(チーズ依存症)だそうですw
チーズと来ればワインだけど、、、
ヴィーガンの間ではすでに当たり前の事のようですが、実は全てのワインがヴィーガンという訳ではありません。
ワインが作られる過程では、細かい粒のようなものが沢山含まれていてクリアではないようです。
いずれは自然と沈下してクリアになるようですが、時間が掛かりますので大抵のワインはファイニング・エージェント(動物性成分:カゼイン、アルブミン、ゼラチン、アイジングラスなど)により、
その細かい粒を引き寄せ簡単に除去できるようにしています(この過程をファイニングという)。
ですので、全てのワインがヴィーガンではありません。
ヴィーガンワインの見分け方
ではどうすれば良いのでしょうか?
ワイン・アプリ(Vivino)によれば、
- ヴィーガンまたはベジタリアン・マークが付いている。
- ‘Unfined’ or ‘unfiltered’と書いてあるのは大丈夫。
- ‘Natural’は大丈夫な可能性が高い。
とのことです。
(*ファイニング・エージェントはラベルには載っていません)
最近は、ヴィーガン人口増加のお陰で、各ワインメーカーもファイニングの仕方を変え、ヴィーガンフレンドリーになってきているようです。(ヴィーガン・ワイン・リストはVegNewsを参考にしてみては?)
ボトルではなくボックスに入ったワインの人気が上がってきていますが、実は「缶ワイン」のトレンドも今来ています。(ヴィーガンもありますよ)
是非ヴィーガンワインと一緒に、Miyoko’s Creameryのチーズを楽しんでみては如何でしょうか。(Note:2020年8月21日、Miyoko’s Creameryは”バター”、”クルエルティフリー”、”ラクトースフリー”のパッケージへの記載に関する裁判に勝利。)
ちなみに、残念ながらカリフォルニアの「Opus One」はヴィーガンフレンドリーではないようです。