サステイナブル・アクションの広がり
まさにアメリカ西海岸はカオス
先週はも〜色々な事が起き過ぎていて、その中でも特に「ワイルドファイア」による空気汚染が酷かったです。(今でもまだヤバいのですが)
朝起きたら周りは真っ暗、、、
あれ? 時計が間違ってる?
(他の時計を確認したら全部同じ時間、、、)
少しの間状況が理解できませんでした。
朝の9時までほぼ真っ暗。それから昼の12時までにだんだん外がオレンジ色になっていき、夕方の6時くらいにようやく普段の明るさになりました。
このワイルドファイアで多大な被害が出ています。被害を受けた方々は本当にお気の毒です。
筆者はここカリフォルニアに20年以上は住んでいますが、これほどの被害は今までに経験した記憶がありません。(ちょっと普通ではないです、、、)
パンデミックの数少ないポジティブな影響として、なんとなく空気が少しキレイだと感じていたのですが、今では最悪の状況です。
窓も開けられません、、、
ニューノーマルどころか「カオス」です。
全てはサステイナブルに向けて急速に動いている
さて、そんなサンフランシスコの状況ではありますが、環境に良い試みは日々社会で進められています。
ヴィーガンの方々も環境への意識が高いですよね。
筆者がヴィーガンに注目するのも、ヴィーガン=「健康管理、動物の権利、地球環境」だからです。(バイオダイバーシティ)
今筆者が特に注目しているのが、「プラスチックの代替」、そして「ゴミが出ない社会」です。
サンフランでは、昨年の7月からプラスチックのストローが飲食業では使えなくなり、今年の7月には買い物などで販売時に使われているプラスチックバッグに対して25セント支払わなければいけなくなりました。(以前は10セント)
実はこのストローの件で、タピオカドリンク業が結構痛手でした。(現在は紙や竹で作られたストローを使っています)
「ゴミが出ない」、「再利用可能」が必須
ヴィーガンの方はもうご存知の「クルエルティフリー」ですが、今後の世界はそれに加え「ウェイストフリー(Waste-Free)」が環境のために必須になるかもしれません。
過去の記事でも紹介した「海藻とプラントベースで作られているプラスチック(Notpla)」にはかなり期待していますが、もう一つ注目している会社の中に「Terracycle(テラサイクル)」があります。
このテラサイクルの事業内容はとても面白いのですが、彼らが今行っている「Loop」と言うサービスも今後見ものです。
使い捨てなしのパッケージを世界で進めています。
例えば皆さんご存知の「ハーゲンダッツ」。Loopで購入するハーゲンダッツはこんな感じです。
このサービスは、オンラインでオーダーし、購入時にデポジットを払います。商品は自宅に配達され、後に送り返す事になります。(デポジットが戻ってきます)
UKのマクドナルドもLoopと組んで、来年からゼロ・ウェイスト・パッケージを試みるようです。
日本のAEON (イオン)もパートナーシップを結んでいるようですよ。
ミニマリストの筆者も、個人レベルのサステイナブル・アクションをもっと意識しなければいけないと感じています。
ちなみにミニマリストやゼロ・ウェイストの流れで、ファッションブランドはもちろんですが、「おもちゃ」のサブスクも主流になるかも知れないですね。
あと、お湯で溶けるバッグ(Distinctive Action)も面白いですよね。*お湯かけなくても溶けて失くなるバイオデグレードです。
(実は筆者は、こう言った「人間や地球環境に優しい技術」が宇宙ビジネスの発展に繋がると思っています。)
環境についてもう一言
話が少し変わりますが、筆者は人間のコンパニオンである「ペット」のための環境(社会)づくりもとても大事だと考えています。
ペット・ヒューマニゼーションが進む現在では、絶対に無視できませんよね。
これは、ペットのためのスタートアップではないのですが、
イスラエルのバッテリーフリー・ブルートゥースを開発している会社「Wiliot」に個人的にすごく注目しています。
彼らは、人間と商品を繋げることをミッションとしているのですが、筆者としてはこういった技術を使う事で、「人間・ペット・環境(社会)」もこのIoTの時代で繋げる事ができると期待しています。
このブルートゥースはバッテリー無しで10年以上は使えるそうですよ。これはかなりすごい事です。
例えば、
- マイクロチップの代替、補完、ペアリング
- ペットの流通に携わる人や業者のID確認
- 動物病院での電子カルテ自動引き出し
- 迷子犬猫探し、ペットの移動、里親探し
- ドッグウォーカーのモニタリング
- 乗り物、建物、サービスへのチェックイン
- ペットと遭遇時に会話(シナリオ+AI)
- ペットの健康管理など
多くの事に利用できます。
日本政府が進めるソサエティ5.0には、人間のためだけではなく、是非ともペットにとっても快適に暮らせる社会を目指してもらいたいものです。